現場リポート

【海を眺めるバーカウンターのある家】基礎工事

新婚のご夫妻の家づくりは、まずは、土地探しから始まりました。
最大のご希望は、現在お住まいの加古川から、お二人の職場のある神戸に住むことでした。
当初は、そんなに簡単には、良い土地は、見つからないだろうし、2年ぐらいかけて、ゆっくり探す計画だったそうです。
ところが、土地探しからお手伝いさせて頂くと、思わぬ物件に遭遇したのです。
六甲山系の山麓に位置する仮称「O台」は、閑静な住宅地で、それだけに自治会もしっかりしていて、なかなか、他所から入ってくる人には、敷居の高い場所ですが、それだけに
その住環境は、とてもすばらしい所です。
その住宅地のなかでも、おそらく、一番の宅地に巡り逢えたのです。
南斜面で、大阪湾、瀬戸内の海、淡路島、遠くには、紀伊半島と眺めることができ、最高の眺望です。
設計にはいると、この眺望を最大限に活かす仕掛けをいくつも考えました。
海を眺める一直線のバーカウンターは、6mあり、10人は並べます。
また、斜面地という土地の形状を活かしたスキップフロアーという選択は、海を座って眺める巾2.7mの階段を生み出しました。
玄関のサプライズウィンドウは、海を背にして、山へ上がってくるため、海の眺望を観ることなく玄関ドアを開けた瞬間に、大阪湾が目に飛び込むという効果をもたらしました。
眺望以外での特徴は、水廻り以外の建具が、ほとんど無いということです。
寝室、勉強部屋といった、概念は、なしです。
「1F」というお風呂と洗面所があるフロアーと、「2F」というキッチンがあるフロアーがあるのみです。但し、2Fは、スキップフロアーになっていて、一段上がった9帖のスペースがあります。そこには、4帖半のタタミを引く予定です。
子供さんが勉強を始めた場所が、いわゆる勉強部屋。
1Fのベッドで寝ることも出来ますし、、2Fの一段上がったタタミの上で寝るのも可能です。
ご夫妻が、パソコンを開いた場所(例えば、バーカウンターの上など)が書斎となります。
収納も、スキップフロアーの効果で、階段など使わず、直接入れる広い屋根裏収納が確保でき、その他も、平面的にクランクした場所のみを収納にしたため、整形で、大きな空間を確保することができました。

竣工予定日:2012.7月
延床面積:132.49㎡
間取り:1LDK+タタミの間
設計者:中島工務店 設計室

投稿日/ 2012年03月10日
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2012.2.27 防湿シート敷き

2012.2.27 防湿シート敷き


まずは、本日の大阪湾の眺めから

ちょっと、雲は多いですが、煙突の煙が見えているのは、火力発電所で、あのあたりは、もともと神戸製鋼の工場群があったところで、発電所は、阪神大震災のあとに出来ました。

ちなみに、私の住んでいるところは、あの煙突から1㎞ほど北(写真の右下方向)です。

正面の高層ビル群が、六甲アイランドの真ん中に位置する、オフィス、ホテル、マンションのビル群です。写真左側の1本だけ伸びてるビルが御影タワーです。


これは、1階の土間下の防湿シートです。写真の左側に接する道路があるのですが、ここは、そこから2mほど下がった場所にあり、この上に、1階の土間コンクリートを打ちます。
この後、K監督(K崎監督ではありません。)と墨出しを行いました。

2012.3.6 型枠工事


本日の大阪湾の眺めは、


小雨まじりの天気でしたが、これは、これで、幻想的な雰囲気を醸し出していました。
本日は、1階立上りの配筋(鉄筋組立工事)も終わり、型枠工事が始まっていました。傾斜地ということで、コンクリート基礎も人の背丈ほどあります。