現場リポート

瓦工事

愛知県尾張旭市で住まいづくりが始まりました。
このご縁の始まりは、、、
お施主様と弊社名古屋支店長が
お互いの息子さんの高校野球時代の父母会で
活動をともにしていたことがきっかけです。
卒業後もお互いのブログを通して
お付き合いが続いていました。
そんな中、住まいづくりの構想が立ち、
晴れてお手伝いをする運びとなりました。

竣工予定:2022年12月末
延床面積:89.44㎡(27.05坪)
建物概要:木造2階建て
設計監理:中島工務店設計室 加藤隆

投稿日/ 2022年09月09日
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瓦工事

建て方が終わり、これからは次々といろんな職人さんが現場に入り工事をしていきます。

今回は瓦工事です。

まずは屋根の防水紙のルーフィングを張っていきます。

改質アスファルトルーフィングを使用します。

アスファルトルーフィングは、フェルトや不織布にアスファルトを染み込ませたものです。

アスファルトが防水の役割を担い、屋根から建物内部への雨水の浸入を防いでくれます。

今回使用する改質アスファルトルーフィングは、通常のアスファルトルーフィングに

ポリマーや天然アスファルトなどを加えることで、より性能を向上させたものになります。

ルーフィングを屋根に敷き、紙押えを打ち付けます。これの役割はルーフィングを抑えると共に

瓦の下に潜った雨水を軒先まで流すための隙間を確保するためにあります。

紙押えの上に横方向に、瓦桟を取り付けていきます。

瓦桟は瓦を引っ掛けて止めるところになります。

 

これは棟の換気部材になります。

冬は内外の温度差により屋根で結露が発生し、夏は60度近くなった高温・多湿の空気が屋根合板、梁、垂木、棟木等の

構造材に悪影響を及ぼし、耐久力を低下させてしまいます。

この換気部材は空気の温度差による自然体流により排出させることで、結露や高温・多湿のによる木材の耐久性の低下を防いでくれます。

ここまでが瓦を葺くまでに必要な工程となります。

瓦は陶器の平板瓦を使用します。

瓦と言うと波形ですが、表面の凸凹を極限に抑えている平板瓦はシンプルですっきりとした印象を与えることができます。

表面が真っ平らな瓦はシンプルでシャープな見た目になるので、和風建築でも洋風建築でも似合います。

自然災害により瓦が屋根から剥がれ落ちたりするのを防ぐため、すべてをステンレスビスで止め付けます。

 

綺麗に瓦が葺きあがりました、これで瓦工事が完了です。

まだ全ての工事が終わったわけではないのですが、とても格好の良い外観になってきました。

次回は外壁工事をご紹介しますが、足場が無くなって建物全体があらわになるのが今から楽しみです。

写真もアップするのでお楽しみに!!

 

現場助監督:佐藤祥太朗