現場リポート

【ふかし軒理まる家】「第11話 無垢の階段」

投稿日/ 2018年07月17日
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梅雨が明けるといきなり暑い日の連続です。下呂市よりも暑い岐阜市で建築中の「ふかし軒理(おさ)まる家」では、外部下地を終えた大工さんが内部造作に移って来ました。建物の外に比べ内部は涼しさを感じます。

2018年7月17日(火)

こんにちは。現場監督の丹羽政雄です。西日本豪雨が猛威を振るい、甚大な被害と犠牲者が出ました。私の住む下呂市では土砂崩れや河川の氾濫等の被害が出た地域もありましたが、私の住む南部では大きな被害もなく胸をなで下ろしました。

さて、梅雨が明けるといきなり暑い日の連続です。下呂市よりも暑い岐阜市で建築中の「ふかし軒理(おさ)まる家」では、外部下地を終えた大工さんが内部造作に移って来ました。建物の外に比べ内部は涼しさを感じます。


内部造作はまず下地から。床を上げたり、断熱材を入れたり、気密工事をしたりと、3人体制で工事を進めています。

無垢材をふんだんに使う「中島とつくる家」では、内部造作は大工さんの腕の振るい所ですが、その中でも特筆すべきは階段です。現場監督(つまり私)×(協)東濃ひのきの家造作工場×大工さんの連携でつくる階段は、「中島とつくる家」を象徴する部分の一つです。


まずは現場で採寸し、設計図を基に詳細図を作成します。それに基づき(協)東濃ひのきの家の造作工場で加工します。「ふかし軒の家」の階段、1階の桧床材の印象が連続するように、桧の集成材を採用します。


造作工場で加工された階段材を、大工さんが現場で追加加工しながら組んでいきます。真っ直ぐな部分と回る部分がある階段ですが、回る部分は特に時間が掛かります。


完成状況を確認した後、しっかりと養生し、作業は終了。完成直前に養生材を剥がすお披露目が楽しみです。

丹羽政雄