現場リポート

南砂のいえ 建方2

「南砂のいえ」はお施主様の祖母様が住まわれていた場所。
祖母様からお孫様へ受け継がれ新しい住まい造りを計画。
都市部で多く建てられているようになった準防火地域の木造3階建てでも断熱性能を確保。
新しい住まい方を提案する家が出来上がるまでをご覧ください。

竣工予定:2021年4月
延床面積:129.61㎡(39.20坪)
建物概要:長期優良住宅・木造3階建て
断熱性能:UA値 0.35W/㎡K
     ηAC値 1.2
耐震性能:耐震等級3
法規制等:準防火地域・省令準耐火構造
施工管理:中島工務店 東京支店

投稿日/ 2021年01月05日
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南砂のいえの建方を引き続きお伝えしていきます。
建方はどんどん家の形ができていく建方の様子を是非ご覧ください。

大引き

前回の現場レポートの土台敷の後に大引き(おおびき)と呼ばれる土台と同様に床を支える部材を設置しました。
大引きは土台と異なり基礎がないところに置く部材で、両端を土台に掛けるため部材が長くなると中心がたわみやすいため、長くなる場合は下からの支えが必要になります。

写真の大引きの下についているのが支えとなる束です。
金属で出来ているので鋼製束と呼ばれています。他にも木製の束やコンクリートブロックの束などもありますが、鋼製束は軽量で設置がしやすく、丈夫ということでよく使用されます。

鋼製束と木材、鋼製束と基礎の底盤はそれぞれ専用のボンドで固定されています。

 

柱建て

大引きの設置が完了したらいよいよ柱を立てていきます。

柱の先はホゾと呼ばれる加工がされています。この突起を梁や土台のホゾ穴と呼ばれる溝に入れて部材がズレないようにします。

1階の柱が建てられました。

白と赤の布で巻かれている柱は上棟式の際に家の中心とする柱になります。

 

梁桁掛け

柱の次は梁桁掛けを行います。
現場にレッカーが入らないため、すべてウィンチで運ぶか手上げになります。

柱に比べて梁の方が大きくて長いものが多いため、手上げだと大変です。
ウィンチをうまく使用して梁・桁を掛けました。

床合板

梁桁を掛けたらその上に合板を貼っていきます。

今回は3階建てとなっているので安全面と作業性を考慮して先に足場となる床の合板を貼りました。

仮筋交い

梁と桁を掛けた後に仮筋交い(かりすじかい)を梁や土台・柱などに打ちました。

仮筋交いは写真の斜めに取り付けてある板で、建物の垂直・水平をそろえた後にずれないように仮で打つ筋交いになります。

最終的には外すため釘などで軽く止められています。

床の貼っていない部分は階段になります。

建方のときは、まだ階段を取り付けないので開いたままになっています。

二日目で3階の梁・桁を途中まで掛けました。

建方はこの調子でどんどん進みます。

 

 

東京支店 小此木恒

 

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