【北春日丘の加子母子屋】第10回 内部造作工事1
大阪支店 彩都やまもり加子母子屋モデルハウスの2棟目の加子母子屋が、大阪府茨木市北春日丘にてスタートしました!!
東濃桧をふんだんに使うのはもちろん、夏は涼しく冬は暖かい加子母子屋。
そしてウッドデッキとつながる開放的なLDKを中心に家族からご近所さんまで、皆が集えるような間取りが特徴的な加子母子屋です。
竣工予定日:平成28年8月中旬
延床面積:34.82坪 (1F:17.54坪、2F:17.28坪)
間取り:2LDK+WIC
設計:中島工務店設計室
北春日丘の加子母子屋、断熱吹付工事以降の内部造作工事のリポートを致します。
おさらいですが、加子母子屋で使われる木材は造作材をはじめ、構造材・集成材・合板などすべて岐阜県産東濃桧が使われます。
中島工務店で使用する東濃桧は心材の少しピンク色と辺材の白色の綺麗な色合いを持ち、さわやかな香りのする桧材です。
では、1階の床張りからいきます。厚み40mmの桧の本実(ほんざね)付の無垢板です。
針葉樹である桧は、ナラやカバなどの広葉樹に比べて柔らかく、熱も奪われにくいので、床を踏んだ時の負担と冷たさが低減されます。40mmもあるので、根太を流さずとも床張りができます。
2階の床板は建て方で桧のJパネル(三層クロスパネル)の36mmを張り終っているので、床張りは完了です!
次に階段の造作です。踏み板は2階床と同じくJパネルです。下地は桧の下地材と桧の構造用合板で組んでいきます。
組み終わると、踏み板に養生を施し完了です。
2階の屋根面のトップライトの造作もこのようになります。日に照らされた桧の木目がきれいです。
床・階段が終わるとボード張りです。2階の石膏ボードから張っていきます。
ほとんどの石膏ボードは現場でカットせず、プレカットされたものを現場に納品します。現場では大工さんが少し調整する程度で施工のスピード・石膏ボードのカット時の粉じんを少なくすることができます。
こちらは1階ですが、石膏ボードの目地(継ぎ目)の場所を窓の隅に来ないように気を遣って張ります。加子母子屋は壁の仕上げが左官仕上げですが、窓の隅などに目地が来ると左官壁にクラック(軽微な割れ)が生じることが多いので、できるだけ出にくい場所に目地が来るように配慮してます。
こちらは1階の階段部に立つ間仕切壁です。きれいにボード張りされています。
次は壁板を張っていきます。加子母子屋はトイレと洗面脱衣は桧の節板。浴室は上小節(じょうこぶし)板です。上小節とは、節がほとんどなく小さい節がたまに見られるくらいの板の等級を表す名称です。
トイレの板張りです。
こちらは浴室の板張り。もはや無節(むぶし)です。
大工さんが板張る前に選別して張ってくれるので、仕上がってみるとほとんど節が見当たらないようにしてくれました。
造作工事はまだ続きますが、一旦左官屋さんにバトンタッチして次回は内部左官工事をお届け致します。
お楽しみに!
中島工務店 神戸支店 卞悠