現場リポート

【北春日丘の加子母子屋】第9回 外部左官工事~足場解体

大阪支店 彩都やまもり加子母子屋モデルハウスの2棟目の加子母子屋が、大阪府茨木市北春日丘にてスタートしました!!
東濃桧をふんだんに使うのはもちろん、夏は涼しく冬は暖かい加子母子屋。
そしてウッドデッキとつながる開放的なLDKを中心に家族からご近所さんまで、皆が集えるような間取りが特徴的な加子母子屋です。

竣工予定日:平成28年8月中旬
延床面積:34.82坪 (1F:17.54坪、2F:17.28坪)
間取り:2LDK+WIC
設計:中島工務店設計室

投稿日/ 2016年07月16日
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北春日丘の加子母子屋、今回で外部工事編「完」と云ったところでしょうか。(外構工事は除きます。)


前回の屋根工事が終わり、外壁の仕上げ工事までの様子をリポート致します。加子母子屋の外壁は左官塗りの仕上げになっております。


防水検査後の通気胴縁取付けで終わっていた外壁の上に「通気ラス」を止めつけていきます。ラスは左官材の下塗りの代わりになる建材です。写真で見える金網がラスと呼ばれる部分ですが、外壁通気工法で使うラスなので、通気ラスです。左官材を塗る部分に全面留めつけていきます。


左官工事を担当してくださるのは、山之内組さん。山之内組の職人さんたちは殆どの方が鹿児島出身の方です。でも本社が鹿児島というわけではないようで、関西が本社で鹿児島出身の方が多いというなんだか不思議な左官屋さんです。手際よく黙々と工事を進めてくれます。


ラスが張り終ったあとは、中塗り材を塗っていきます。


まずは出隅(ですみ)部分に見切り材を取り付けていきます。


すべての出隅に見切り材をつけたら、いよいよ中塗り開始です。


中塗り材をある程度塗り、その塗った上に寒冷紗(かんれいしゃ)という割れを防ぐシートを張っていきます。中塗り→寒冷紗→中塗り→寒冷紗→、、、というような繰り返しが続きます。
外壁は2階分の高さがあるので上下に一人ずつ分かれて二人で中塗りしていきます。


ちょうど真ん中くらいのところの継ぎ目の部分の二人のコンビネーションは滞りがなくスムーズに連携して難なく塗り上げていきました。左官職人さんの流れる動きに見惚れていると、気が付けば塗り終っていました。

中塗りが完了すると1週間ぐらいの養生期間を経て、仕上げの上塗りを行います。仕上げ材は「高千穂シラス スーパー白洲そとん壁W」のスチロ鏝仕上げです。


そとん壁は「シラス」と呼ばれる火山のマグマが岩石になる前に粉末になった物質であり、調湿性・防水性・長寿命・高耐候性と高性能な自然素材です。仕上げ具合も陰影のある表情豊かな仕上がりになる加子母子屋の標準の外壁仕上げ材です。


中塗りの上に塗っていきます。


上塗り完了です。

そして外部左官工事が終わると、社内の外装の検査を行います。


問題なく検査は合格で、ついに、、、足場解体となりました!

外部足場を解体した加子母子屋の姿がこちら!

きれいに仕上がりました!

外壁工事はこれで一旦完了となりました。

次回は、実はずっと進んでいる内部の造作工事についてリポート致します!

お楽しみに!

中島工務店 神戸支店 卞悠