【北春日丘の加子母子屋】第11回 内部左官工事
大阪支店 彩都やまもり加子母子屋モデルハウスの2棟目の加子母子屋が、大阪府茨木市北春日丘にてスタートしました!!
東濃桧をふんだんに使うのはもちろん、夏は涼しく冬は暖かい加子母子屋。
そしてウッドデッキとつながる開放的なLDKを中心に家族からご近所さんまで、皆が集えるような間取りが特徴的な加子母子屋です。
竣工予定日:平成28年8月中旬
延床面積:34.82坪 (1F:17.54坪、2F:17.28坪)
間取り:2LDK+WIC
設計:中島工務店設計室
前回の内部造作工事から、今回は内部左官工事です。
外壁の左官工事に引き続き、山之内組の方々が内部の壁を塗ってくれます。
内部壁の仕上げの材料は、On The Wall Fiber (オン・ザ・ウォール ファイバー)という西洋漆喰(しっくい)系の左官材です。
漆喰と云えば日本の蔵などで使われる白色の表面の滑らかな壁を思い浮かべますでしょうか。加子母子屋の内部壁はこの西洋漆喰の白い壁が標準の仕様となっております。
では、早速工事に移りましょう。塗る壁の廻りを養生し、材料を練っていきます。
まずは2階からです。パテ・ひび割れ防止の下処理をした石膏ボードの上に直接塗っていきます。
1人が材料を練り、ほかの3人が連携して壁を塗っていきます。夏場なので乾くのが早いのでスピードが重要です。
写真ではスピード感が出ませんが、1日で1・2階のほとんどの壁は塗れてしまいます。現場にいる私はその連携とスピード感と鏝捌きに見惚れてしまい、「仕事しろ。笑」と叱られる始末です。
一旦塗って、ある程度乾いてくると鏝でさらに押さえて表面を滑らかにします。2階がある程度塗れてくると1人を残し、残りの3人は1階を塗り上げていきます。
2日目で残りの部分を塗って完成です。
まず2階の仕上がり具合から、、、
二階の掃出し窓の部分です。桧と漆喰の白色は清潔感があり相性バッチリですね。
こちらは2階のトイレです。勾配天井まで伸びる左官壁の出隅が左官壁らしさをより引き立てます。
階段から2階を見たところです。
そして1階のリビングと玄関の出隅。
乾いた後、漆喰壁を触るとつるっと滑らかで、ひんやりする感触を味わえます。
それに塗り厚は表面だけ薄いですが、塗った後は部屋の空気が変わります。
桧と左官壁の香りは何とも言えない爽快感です。
内部左官工事も完了し、引き続き内部造作工事に戻ります。
完成も近づいてきました。次回もお楽しみに!
中島工務店 神戸支店 卞悠