現場リポート

【曳舟の家】プロローグ~地鎮祭

投稿日/ 2017年02月18日
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施主様との出会いは3年前(2014年)の冬になります。
弊社で建築した神戸の凱風館、内田樹先生の著作を読まれてお問い合せいただいたのがきっかけです。
その後、春の水と緑の勉強会へ参加され、中島の住まいづくりに共感していただきました。
本当の木の住まいを建てたいと計画を依頼された土地は東京スカイツリーが間近に迫るロケーションで下町特有の新旧の住宅が入り混じる新防火地域でした。
(低層住宅でも防火構造などの要求が高い新しい制限区域です)
裏の路地にはまだ昭和建築が残る下町情緒いっぱいの曳舟という場所です。


右手に見える駐車場が計画地です。先に見えるのが東武スカイツリーライン。
駅が近い事もあって朝夕は人と自転車の往来がひっきりなしです。
敷地調査に行ったのは10月。周囲は容積率一杯の建物で敷地に差す日差しが少ない
のが第一印象でした。


東京の敷地境界線に迫り来る建物の中、日照をどう取り込むかが課題でした。
また、現地の季節風、近隣住居との環境調整を行い時間をかけてプランを練りました。


計画敷地の南側に現在のお住まいがあり、庭の緑がちょっとしたオアシス。
ここの辺りが日照ポイント。併せて作庭の計画にも要となる場所です。


建築の工事に先立って駐車場解体工事が2015年7月に開始されました。
敷地は分割されて先に息子さんご家族の住宅が建ちます。


解体が完了してすっきりと更地になりました。
8月になり地鎮祭を行いました。


施主様担当の弊社と息子さんの建築会社様との合同式となりました。


おごそかに「床しずめのみまつり」が執り行われました。


皆様のご多幸と工事の安全を祈願いたしました。

では、続きは次回へ。

東京支店