現場リポート

【曳舟の家】第4回 基礎工事2

投稿日/ 2017年03月16日
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建物の基礎工事の後に上棟をするのですが、冬のコンクリートは気温の関係で養生期間が必要です。
コンクリート打設から上棟までの日数を考慮して現場では配筋工事を急ピッチで進めました。


鉄筋は全て工場で加工されてきます。変形した鉄筋部材も敷き並べて結束線で留め付けで完了。
床スラブ配筋もガッチリと200ピッチ及び150ピッチで組んでいます。


土台から外側へ木製建具の本数によっては受け土台を含めると基礎幅が大きくなる場所もあります。
まるで鉄筋コンクリート造のようなゴツさがありますね。


配筋完了時に第三者検査機構JIO(日本住宅保証検査機構)の立会い検査です。
鉄筋の間隔、定着長さ、型枠からのかぶりなどチェックしていきます。
問題なく合格しました。検査が明けて翌日にコンクリート打設します。


都内で駅前に近く、朝の通勤時間は人と自転車がたくさん行き交う場所なので道路使用許可を取っています。
左手に赤いポンプ圧送車を敷地に入れ込みミキサー車がバックで接近しプレミックス生コンを流し込みます。
通称:ミキサー車は正式にはアジテータトラックといいます。業界用語に近いですね。
タンクがぐるぐる廻るのは生コンの成分(水、砂、砂利、セメント)の比重が違うので分離するのを防ぐ為です。


コンクリートが適正な強度を持つかどうかテストピースを採取します。
目盛りで測っているのは「スランプ値」といって生コンの固さです。18㎝でした。合格。
テストピースは工場へ持ち帰り4週間で規定の強度が出ているか後日圧縮テストをします。


現場ではポンプから圧送されたコンクリートを規定の厚さまで打設します。
緑マークを付けた鉄筋棒が厚さの目安です。密実なコンクリになるようにバイブレーターで振動をかけます。


基礎外周部には設備配管が貫通するためのスリーブが取付きます。補強鉄筋もセットされています。


天候もよくベースコンクリート全面打設が完了しました。

次回は基礎工事の完了までを報告します。

東京支店