【曳舟の家】第11回 屋根板金工事
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前回までは建て方工事の後半、屋根下地と断熱材の施工を見て頂きました。
現場では二段面の断熱材の上に合板を貼り、次の屋根下地までが完了しました。
続く屋根板金工事は特殊防水シートの施工が始まりました。何が特殊なのか見てみます。
屋根下地に「タイベックルーフライナー」を敷くのですがこれに特殊な樹脂を貼付けたものが
「エアギャップシート」厚さ10㎜です。ルーフライナーと一体化した製品です。
鋼板屋根との隙間をつくり音の緩衝にしたり結露除けに通気を確保します。
スターターを軒先端部分に固定します。(黒い部材)
横手に重ねて貼りながら棟へ向かいます。
屋根鋼板は時期により放射冷却により結露するので通気があると効果的に湿気を排出できます。
全面に敷き込みが完了しました。
そして板金屋根を貼っていきます。
ガルバリウム鋼板の施工が始まりました。
北側の屋根は最大10mに及ぶ長さです。継ぎ目無しに工場で加工したものを搬入しました。
現場近くが大きな国道なので長さが10mでも難なく現場へ到着することができました。
立てハゼを重ねて繋いでいきます。手前に通気逃がしの切り込みが見えます。
葺き上がりました。
切り込みのあった頂部は板金の通気笠木で仕上がりです。
屋根工事は無事に完了しました。
東京支店