【曳舟の家】第16回 造作工事3 構造見学会(終了)
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上棟後のハードルとも言える躯体検査、散水検査が終了して、現場は天候を見ながら
外と中の工事が交互に進んで行きます。
外壁の足元は水切り部材を取り付けます。外装板金仕上げに合せた色です。
外部の軒天井は防火仕様でケイカル板を重ね貼りしています。
棟部分は通気取りのため隙間を空けています。垂木にも通気欠き込みがあります。
屋根通気を折良く取らないと下地合板が湿度により蒸れて腐朽が進行するので要注意です。
外壁は板金貼りと左官塗りの仕上げですが通気はいずれも必要なので縦胴縁を張ります。
45㎝間隔で取り付ます。長期優良住宅では胴縁も下部1mは防蟻処理を施します。
胴縁は東京支店で事前に塗布作業をしました。
商品名「エコボロン」、ほう酸液です。人体に影響の少ないエコ防蟻剤。
胴縁を広げた姿は竹ホウキかササラのようですね。
外周壁の内側にはグラスウールの断熱材t100㎜も貼り込み始めました。
現場が落ち着いてきたところで、施主O様のご厚意により、週末に構造見学会を開催しました。
当日はあいにくの雨模様でしたが、事前のご予約で無理なくご案内ができました。
山林から始まる完結型サイクルの家づくりのご案内、現場での木の香り、質感を感じていただき
図面と実際を比較して「小さく創って大きく暮らす」を実感いただける時間となりました。
個人情報の都合で人物画像が寂しいですがご了承下さい。
施主O様には見学会開催にあたり心良くご了解いただきまして感謝致します。
東京支店