【曳舟の家】第8回 建て方工事2
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前回の土台伏せから天候は冬晴れが続いて絶好の建て方日よりです。
応援大工の渡辺さん、基礎工事を担当したトビの浅水親子も現場入りしました。
川辺棟梁の元、監督、吊り込みのラフター車のオペさんも含め10名態勢です。
土台のホゾ穴に番付けを見ながら柱を建て込みます。
真壁でそのまま見える柱には建て方中は養生紙を巻いています。
紅白を巻いた柱は家の中程に設置する柱で上棟式のハレを演出します。
1階の柱建てが完了すると2階床の梁掛けに移ります。
梁は杉材です。
外回りから中回りへ順に吊り込みます。
プレカット加工のおかげで精度の高い施工が可能です。
続いて2階の柱建て込みに続きます。
画面手前側はリビングの勾配天井で吹抜になる部分です。
小屋組の束柱、屋根を受ける大梁も掛かり始めました。
桧と杉のブレンドされた香りが風に乗って行きます。
人通りも多い場所なので本格的な木組みの家を興味津々で見る方がいます。
屋根受けの梁はほとんどが化粧材で掛けたらそのまま仕上げになります。
キズがつかないようにロープ巻で吊り込んでいます。
風でふらつくとぶつかりそうになるので据え付けるまでは気を遣います。
梁が完了すると屋根下地材を受ける大垂木を掛けます。
その後に化粧合板の「Jパネル36㎜」を敷き込みます。
耐震性能で屋根面剛性には欠かせないのと、化粧面材としてダブル性能を発揮します。
3層構造です。床材に使えるほどの厚みがあります。
でも見えるのは室内側の天井だけ。なんともゼイタクな使い方です。
屋根面の気密と断熱の施工がこのあと続きます。
東京支店