現場リポート

【神戸市 祇園の家】大工さんの仕事2

古くから祇園神社として1130年余りの歴史を持つこの地。
祇園さんと親しまれ、この地の多くの方がそれと関係を持っていた。
木造平屋建て中二階、中庭を挟んで共有の棟とプライベートな寝室棟に分かれている。
辺りには古い建物が建ち並び、その中に調和しながら主張もする。
そんな「祇園の家」の誕生です!

竣工予定日:平成24年8月末
延床面積:1F 54.04坪 2F 13.47坪
設計者:中島工務店設計室 

投稿日/ 2012年06月11日
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銘木屋さんで見てきたみがき丸太の取付準備中です。

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いよいよ取付です。

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取付前にもう一度大工さんが金たわしで磨きます。金たわしで傷つくのではと思うのですが、表面がさらにきれいに仕上ります。
もう一度磨くことで、年月がたってもきれいな艶が残り、色は赤身がかってきます。
垢のようなものが出てきます。

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大工さん全員で慎重に取り付けます。建て方のようです。

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次は床の間の地板です。地板はケヤキの無垢材です。反らないようにアリ桟というものを裏側に入れます。

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地板の塗装は大工さんが自分で塗りました。無垢板を生かしたやわらかい塗装です。床框もケヤキですがコントラストがきれいです。

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塗装屋さんも関心して見入っています。

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仏間の方の造作も同時にします。軸回しの部材です。

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カーブの部分を桜の木で磨きます。そうすることで凸凹がなくなって、つるつるになります。

みがき丸太に床框と方立が付きました。隙間もありません。
和室には大工さんの知識と技が凝縮されていると、すごく感じます。