【成増の家】上棟式・板金屋根工事
成増のいえ 第5回目の現場レポートは上棟式・板金屋根工事です。
コンセント・スイッチ位置確認
コンセント・スイッチの高さと場所を住まい手さんと共に確認していきます。
実際に取り付ける位置に張り紙をしていきます。
現場で確認することで、よりわかりやすくなります。
確認した場所に、コンセント・スイッチBOXの取り付けが始まりました。
これから配線へと進んでいきます。
上棟式
神棚の設置されている場所付近が成増のいえでも神棚の位置となります。
祭壇には、洗米・お酒・水・海のもの・山のもの・図面・墨つぼ・墨差し・差金がお供えしてあります。
洗い米・お酒・水は四方と大黒柱にまいてお清めします。
そよ換気
成増のいえでは「そよ換気」と言われる換気システムを導入しています。
屋根で温められた空気を一番高い棟部分まで上昇させ、換気ユニットで室内に入れて、床下まで運びます。
冬場は温かい空気が床に開けたスリットから吹き出します。
夏場は暑い空気が室内の一番高い棟木付近にたまるため、換気ユニットで室外に排気します。
屋根板金工事
屋根下地が終わった現場に板金屋さんが入りました。
木下地の間に設置されている銀色の金物は採熱板になります。
空気が採熱板を通ることで、温まり易くなり、そよ換気の効果が上がります。
杉板の塗装
軒裏に貼る杉板に塗料を塗っていきます。
板と板を繋ぐ突起になっている実(さね)部分は、貼ってからでは塗装できないため、先に塗ってしまいます。
板金伏せ
採熱板を設置したら、仕上げの板金を伏せていきます。
温かい空気が板金のジョイント部分から抜けにくいようにパッキン材が付いた板金を使用していますが、コーキングも併用してより抜けにくい加工をしています。
縦ハゼ葺き
屋根の大部分の施工が終わりました。
縦ハゼ葺きという種類で、屋根の棟(一番高い部分)から軒先(一番低い部分)に向かって、ハゼと呼ばれる立ち上がりが通っているのが特徴です。
キッチンの上部にあたる部分の壁面の施工を残すのみとなりました。
屋根工事としては、樋工事も残っています。
棟換気
棟部分は換気棟になっていて、屋根の軒先から棟にかけて通気するように空気の道があります。
軒先から入った空気が棟まで来て抜けるようになっています。
空気は通しますが、雨水は入らないように、棟板金の下には特殊な部材が入っています。
空気を通すのは材料を乾燥しやすくするためです。
乾燥した状態だと材料が長持ちします。
付加断熱
外壁面に貼られた構造用合板の外側に野竿と呼ばれる材料を横向きに取り付けています。
野竿と野竿の間には、外周部の付加断熱(ふかだんねつ)が入ります。
開口部廻り四周にも野竿を取り付けています。
取り付いた野竿の上(外側)に樹脂サッシが取り付きます。
野竿の間に断熱材を充填しました。
外周部の構造用合板の外に、厚さ42ミリの高性能グラスウールという種類の断熱材が入っています。
室内側の柱と柱の間に充填する断熱材の付加として、外壁側に入れる事でより高い断熱性を確保しています。