現場リポート

【成増の家】基礎工事

投稿日/ 2018年05月15日
02

成増の家 第2回目の現場レポートは基礎工事です。

基礎は建物の一番最初に行われる重要な工事です。

丁張り

基礎工事を行う前に建物の「位置」と「高さ」の基準を作ります。


建物の外周部に杭を打ち、杭の上部に丁張り板を取り付け基礎の高さの基準にします。

根切り


重機で地盤を掘削していきます。
丁張りの高さを基準にして、平均的に土をすき取り、搬出しました。

砕石搬入


根切りが終わったら、砕石を搬入していきます。
敷均しを行ったら、表面を転圧を行い整地していきます。
溝ができている部分は建物の荷重を支える地中梁と呼ばれる部分になります。

均し(ならし)コンクリート


地中梁部分に均しコンクリートを打設していきます。
このコンクリートは構造躯体とは違い、基礎の型枠の
建て込みや鉄筋の配置をする際に施工しやすくするものです。

断熱材・配筋


外周部の型枠の建込みを行い続いて配筋を搬入しました。
配筋には「組鉄筋」と呼ばれる、事前に工場で加工を行い組まれたものと
現場にて基礎屋さんが組んでいく2タイプがあります。
水色の部分は断熱材です。

配筋検査


日本住宅保険機構JIOさんによる配筋検査が行われました。
鉄筋の使用サイズ(鉄筋径)及び配置間隔(ピッチ)等
JIOさんの社内規定に基づいた検査が行われ、無事合格しました。

コンクリート打設


コンクリートの打設を行っています。右側の人がコンクリートを流し込み
真ん中の人がバイブレーターを使用してコンクリート内の空気を抜きながら
左側の人が表面の仮均しを行います。


コンクリートを打設して暫くすると表面が少し固まってきます。
そのタイミングで左官鏝を使って、表面を整えて仕上げます。

一体打ち

基礎は基本的に
スラブ(地面と接する平らな部分)→立ち上がり(外周部・内部)
→土間・ウッドデッキの基礎など
の順で打設します。


今回は「一体打ち」と呼ばれる最初の一回でスラブと外周部の立ち上がりまでを打設し、
固まってから内部の立ち上がりを打設しました。
一体打ちには蟻や水の侵入を防ぎやすくするなどのメリットがあります。

アンカーボルト


基礎に金属の棒が刺さっています。
これはアンカーボルトと呼ばれる基礎(コンクリート)と構造体(木造部分)を繋げる金物です。
短い方は基礎と土台を固定し、長い方は基礎と柱を固定します。

基礎の内部は完成時には見えてきませんが、家を支える重要な部分です。

定期点検時には点検口から内部を確認し、異常がないかチェックもしています。

これからいよいよ建方が始まります。