【成増の家】内部左官
成増のいえ第14回目の現場レポートは内部左官です
木工事検査
造作工事が終わった後に木工事検査を行いました。
防水検査に続く木工事検査では建物の内と外の両方を確認します。
大工さんが行った工事を細かく確認して行きます。
木工事検査の後は仕上げの作業になってしまうため、木部の傷やへこみの他に造付棚や建具枠の寸法や高さ・照明の位置・使い勝手な最終確認を行います。
検査で見つかった項目は設計・現場監督・大工さんで話し合い変更・修繕していきます。
左官
木工事検査をした後は内部の左官を塗っていきます。
成増のいえの室内の壁仕上げは塗装・左官・板壁の3種類がメインとなっています。
今回お伝えするのは左官ですが、一言に「左官」といっても色々な種類があります。
種類については「砧マンションリノベーション 左官工事」をご覧下さい。
成増の家では珪藻土の中でも「MPパウダー」という製品を使用します。
下処理
「成増のいえ 外壁左官工事」では左官を塗る前にラス網を入れていましたが内部の場合は使用しません。
厚みが外壁に比べてかなり薄く2~3ミリ程度であり、ラス網を入れる余裕が無いためです。
内部の左官ではラス網の代わりに寒冷紗と呼ばれる布を下地となる石膏ボードと石膏ボードの間に貼り、その上からパテを塗ることが多いです。
珪藻土はボード同士のつなぎ目から割れが入ることが多いため、この部分の処理がとても大事になってきます。
ボード同士の溝とビスの穴をパテで埋めました。
白い太線のようになっている箇所がボード同士の溝があった場所で白い点々がビスの穴を埋めた箇所です。
極端な凹凸がなくなり左官を均一に塗りやすくなりました。
養生
下処理が終わったら左官を塗る際に他の部分につかないようにテープで養生をします。
ピンクと緑のテープが貼ってある梁の下と建具枠が養生されている箇所です。
左官を塗っていきます。
梁より上の部分は既に塗った後の乾いた状態で下の部分は塗っている最中です。
乾燥前と後では色がかなり異なるため完成後の色を想像しながら塗っていきます。
左官が塗り上がりました。
左側の梁の上には天井裏の点検口が開いていて中央の梁下には神棚も取り付けられています。
神棚の下の小さな穴はスイッチ・コンセントの設置場所です。
いよいよ完成が見えてきました。
小此木
成増の平屋をハートフルにお届けするブログ「加子母っ子タイム」もご覧ください。