現場リポート

【青井マンションリノベーション】墨出し

投稿日/ 2014年06月13日
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置き床工事が終わり、今回は墨出しの様子をリポートします。
墨出しとは、必要な線や位置を予め床面や壁面にしるしておくことです。
この現場では軽天と呼ばれる亜鉛メッキの鋼材で壁・天井の下地を組んでいくので、床面と壁面の軽天が取り付けられる位置をしるしました。

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使用した道具です。左は色分けに使用したマーカー、右の道具は墨つぼと言います。
墨つぼは、中に仕込んである糸に墨をなじませて、それを弾くことによって直線を引くことのできる道具です。
図面を確認しながら、以前出した線を基準に墨出しを行いました。

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柱材が取り合う部分(集中する場所)には写真のように色を分けて墨出しをします。
木の柱が立つ場所には黒色、軽天の柱が立つ場所にはピンク色、壁面となる場所には赤色と使い分けることにより、施工する人が一目で見てわかるようにしています。

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色分けすることで、どこに何が取り付けられるのかイメージが湧きやすくなります。

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天井部分に設置されるカーテンボックスの位置も確認しました。

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上のカーテンボックスの位置をしるした写真です。
床面の情報だけでイメージが難しい部分には、直接断面のスケッチをし、職人さんと納まりを打ち合わせして施工を行います。

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墨出しが終わり間違いがないか確認しました。
出した墨がズレていたまま施工が進むと、工事に大きく影響します。
ミリ単位を調整しながら墨を出していくので大変でしたが、
とても重要な作業の一つだと思いました。

次回は軽天工事に続きます。

 東京支店 今井拓磨