【青井マンションリノベーション】完了検査
青井マンションリノベーションは前回のクリーニング・塗装工事をもって全ての工事が完了。今回は完了検査として青井マンションの内部の様子を紹介します。
〈 玄関 〉 玄関はこのようになっています。写真左のタイル部分に付いている木材は手摺兼用の傘掛けになっています。廊下の左側が和室、奥に進むとリビングです。
玄関から廊下を奥へ進んでリビングへ。左がキッチン、右が和室になっています。また写真右の建具上の木材は長押(なげし)と呼ばれ、玄関から各室にグルりと続いていて見所のひとつです。
〈 和室 〉 漆喰(しっくい)塗り+木部のユーロ塗装に加え、照明が点いて床の間は落ち着いた雰囲気。写真左の建具は収納、中央の障子はベランダに続いています。
〈 キッチン 〉 キッチンも木に囲まれていて綺麗です。背面には造付けの建具が取付いて、作業がしやすそうです。
〈 リビング 〉 壁板には長良杉を使用し、天井・梁は漆喰(しっくい)塗りで仕上がっています。 天井にはカーテンボックスが取付いています。
〈 リビング 〉 写真中央奥は、東濃ひのきの巾ハギカウンターになっていて、下部には造付けの家具が設置されています。右上のエアコンにはシナランバーと呼ばれる材料でカバーを取付けました。リビングに家具が入った様子も見てみたいです。
以上が内部の様子でした。青井マンションリノベーション、無事に完了して本当に良かったと思います。
思えば、私はマンションのリノベーションに初めて携わり、現場で解体工事を終えてみると、築40年以上のマンションなのでコンクリートの床には大きな不陸があったりして、どうやってやるのか、本当にできるのかと心配でした。
しかし、自分も職人さんの手伝いや掃除をしながら現場作業を通して、後からここはこうなるのかと気がつく事が沢山ありました。この青井マンションは5階の1室の全面改修でしたので、荷上げがとても大変でした。ほとんどの材料は、階段を使って現場に搬入しました。
建物と材料を傷つけないよう養生をし、5階まで何度も何度も往復し、汗だくになりながら荷上げを行いました。特に長い材料や、足場板を搬入するのが大変だったことを覚えています。
また日曜日に夜中までかかって墨出しをしたこともあり苦労しましたが、今になってみると、滞りなく現場を進めていくために必要不可欠な作業だったように思います。
大変な事も沢山ありましたが、現場で大工さんの手伝いや掃除をしつつ、現場の進捗をリアルタイムで見ることが出来たのは、木造の新築工事に比べて少ない、マンションのフルリノベーションでしたので良い学びになりました。
文章力不足で青井マンションリノベーションの現場リポートを上げるのにはいつも苦心していますが、書き始めた頃よりは上達しているのではないかと思います。これを糧に「伊勢原の家」、「八千代の家」もリポートしていきいます。是非ともご覧下さい。
今まで読んで下さった皆様、本当にありがとうございました。
東京支店 今井拓磨