現場リポート

【青井マンションリノベーション】置き床工事

投稿日/ 2014年06月05日
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断熱工事・UB(ユニットバス)工事に続き、今回は置き床工事をリポートします。
置き床工事は名前の通り床を置いていく工事で、下の階への音の発生を減らしたり、床下に配管を通したりすることもできます。
この現場では騒音の発生を考慮した、木毛セメント板の高性能遮音二重床ジャストフロアーという材料を使用しました。
一般にマンションの床は、廃材や解体材を接着剤で形成した床材が主に使用されることが多く、そのような処理材は健康、安全が求められる住宅では採用されにくかったようです。
それに対して、この現場で使用している床材は、もともと防音・遮音、健康面に優れている木毛セメント板の性能をさらに良くした、強化高圧木毛セメント板スラボーを使用しています。
さらに国産ヒノキの間伐材と水とセメントのみで出来ているので、人体に害を与える心配が少なく、高い耐久性を持ち合わせているのも特長です。

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写真は現場に搬入された材料を、台車を使用して運んでいる様子です。
たくさんある材料を何回にも分けて5階にある部屋まで運びました。

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大工さんがレーザーレベルで床の高さを確認し、ミリ単位で調整しながら置き床を設置していきます。

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これは置き床の軸足の写真です。
この黒いゴムの部分がコンクリートと床とのクッションとなり、衝撃を吸収して下の階への音の発生を防いでくれます。

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写真中央の置き床が一段下がっている部分は和室で、畳が敷き込まれます。
和室部の置き床を設置し、全ての床を敷き終わりました。最後にレーザーレベルで床の不陸を確認し、ドライバーを使い調節ねじを微調整しました。
調節した所には接着剤でねじを固定し、工事が完了しました。

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置き床施工完了後の現場の全景です。
和室の部分は直接畳が敷き込まれるため、養生材でしっかりと養生を行いました。

次回は現場の墨出しの様子をリポートします。

東京支店 今井拓磨