現場リポート

【青井マンションリノベーション】造作工事③

投稿日/ 2014年07月10日
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造作工事の様子をリポートします。
置き床工事、軽天工事と進み、応援の大工さんも、入って進められてきた造作工事は、大詰めを迎えています。

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現場に搬入する前に、別の場所で先行塗装を行いました。
写真中央奥より右側の壁に立てかけてある材料は、壁・天井面に貼る長良杉の材料です。

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現場には岐阜の若手大工さん二人が応援に駆けつけてくれました。
応援に来てくれたのは、岐阜県高山市の大澤大工(写真上)と、岐阜県下呂市の見習い宮大工の中島秀一郎大工(写真下)です。
棟梁を含め三人の岐阜の大工さんで作業が進んでいきます。

塗装を終え、現場に搬入された杉板材を、リビングダイニングの壁面に貼る準備をしています。

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現場を取り仕切る中島棟梁は、和室及びその周辺を担当。写真では床の間の化粧柱である、床柱(とこばしら)を加工している様子です。

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300㎜間隔で正確に取付られた下地に、杉板材を貼っていきます。
杉板が貼られると、リビングダイニングの表情がガラッと変わりました。

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リビングダイニングのカーテンボックスの写真です。
写真奥の左側サッシ上部から手前側の右側サッシ上部にかけて取り付けられています。
写真左側の白い部分に取付いている木材は、以前墨出しをした時に、取り付ける位置を確認したカーテンボックスです。
左側の白い部分は左官工事の際、下地となるラスボードです。

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下地を組んで、鴨居、敷居をはじめとする枠材を取り付け、壁・天井を貼り、ほぼ全ての造作工事が終わりました。
写真中央部分から2本垂れ下がっている線は、左が照明の配線、右が煙感知器の配線です。
写真左側のように仕上げの板が貼られていない部分は、左官材が塗られます。
ラスボードと呼ばれる下地材を貼り、その上から左官材を塗りますが、この部分にはエアコンが取り付けられるため、その補強として下地として合板を貼っています。
仕上げの壁板が貼られたことで、室内がより生活感を感じるスペースへと変化しました。
仕上げの工事が進むにつれ、完成が近づいていくのが楽しみです。

次回、左官・タイル工事・鋼製建具工事に続きます。

 東京支店 今井拓磨