【八千代の家】塗装工事
現在「八千代の家」では造作工事の途中ですが、今回は並行して進んでいる塗装工事の様子をリポートします。
写真は「八千代の家」の塗装工事を担当する、中島工務店が関東地区で20年以上共に家づくりをしている鈴木塗装の鈴木さん。
木部のほぼ全てを、鈴木さんが塗装します。
工事は少し遡りますが、建て方前に現場に搬入された材料に先行塗装を行いました。
塗装を行ったのは、屋根に貼る化粧野地板(のじいた)の実(さね)の、凸部と凹部のつなぎ目部分です。
野地板は屋根の一部になり、この部分は後回しで作業する事が不可能なため、予め先行塗装を行いました。
2F子供室の方形(ほうぎょう)屋根の塗装の様子です。
「八千代の家」で使用した塗料は、大阪塗料工業さんの自然塗料ユーロ。原料に天然の植物油やミツロウワックスなどの自然素材のみを使用し、防虫・防腐剤などの有害な薬品を含んでいない安全性の高い塗料です。
天井板は白、垂木などの構造体部分は茶色で塗装しました。
塗料が別の部分に付着しないようにするために、黄色のテープで養生を行いながら作業を進めました。
写真中央の丸太梁も塗装が施される部分です。
塗装を終えた1階寝室の天井です。室内は写真のような白色と茶色の組み合わせが基調となってきます。
化粧根太がグッと落ち着いた印象になりました。
続いてフローリング材の塗装の様子です。
搬入されたフローリング材を、現場に運び入れる前に、東京支店の倉庫にて先行塗装を行いました。
塗装を終えたフローリング材を乾かすため、一枚一枚を立てかけて養生期間を設け、後日現場に搬入します。
写真のフローリング材は1、2階で使用する材料で、のべ300枚あります。
自分の中では、塗装が進むと内部の様子が突然変わり、一気に完成に近づいた印象を受けます。
次回は左官工事の様子をリポートします。
東京支店 今井拓磨