【八千代の家】造作工事 中編
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前回までに「八千代の家」の造作工事はおおまかに分けて、外壁合板貼り、大引き・根太の取付け、床・壁断熱充填、天井下地、床合板敷き込みが終わりました。
残りの造作工事は順に、木製建具、各室の敷居・鴨居入れ、仕上げとなる床・壁貼り・階段取付け、ウッドデッキ・木塀の取付けを行います。
写真は大工さんが、現場に搬入された木製建具の造作材の納まり(部材同士の取り合いや、取り付き具合のこと)を図面を見ながら確認し、墨付けを行っている様子です。
墨付けを基に、実際に部材同士を組み合わせ、納まりのイメージをしています。
すご腕の大工さんと言えど吟味が必要です。
納まりを確認していた木製サッシの枠材を取り付けています。
写真は1階のウォークインクローゼットの仕上げの壁材を貼っている様子です。
使用している材料は9ミリの桐板ボード。建具や家具に用いられる化粧材です。
リビング天井に6ミリの不燃ボードを貼っている様子です。
キッチンなどの火を使用する部屋では、火が回らないようにするために不燃材を使用する義務があります。
キッチンから続くリビング部分も壁・天井には不燃材を使用しました。
写真は以前紹介した方形(ほうぎょう)屋根が見える2階子供室です。
杉板が仕上げとなる壁面は石膏ボードが貼られ、下地が完了。
写真左上の塗装されていない部材は、子供室へ続く木製扉を建て込む鴨居(かもい)です。
鴨居以外の木部には塗装が施されています。造作工事と並行して塗装工事も行われているためです。
次回は造作工事を一旦休みとし、塗装工事の様子をリポートします。
東京支店 今井拓磨