【八千代の家】屋根板金工事
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「八千代の家」では前回まで建て方を行い、屋根仕舞までを終えています。今回は板金工事の様子をリポートします。
板金工事とは、薄い金属鋼板を加工し、屋根や樋などの水回りに取付ける工事の事を指します。
写真は板金工事を担当する渋谷板金工業さんです。
渋谷板金さんは関東地区の長くお付き合いのある業者さんで、共に協力して家造りに励んできた仲間です。
写真は下地の木製の樋に、上から板金を敷き込み樋を仕上げている様子です。
平屋・宝形屋根の樋工事を終えると、屋根の板金工事にかかっていきます。
写真の白い紙の上に等感覚に並べられている金具はガイドレールです。この金具を目安に板金を敷き込みます。
「八千代の家」の屋根はたてハゼ葺きです。たてハゼとは水の流れる方向と同じ方向と言う意味です。
写真は板金と板金を接続するためのハゼと呼ばれる折り曲げ部分の加工をしている様子です。
ツカミと呼ばれる専用の道具を使用し、板金を掴み折り曲げて板金同士の重なりを造り接合します。
棟部分の板金は最後に取付けます。写真は平屋の棟部分で、中央に下地の貫板(ぬきいた)と呼ばれる木材が取付けられています。
頂点となるこの部分は、最も風圧がかかる場所です。そのため釘が留まる下地を入れて強固にしておく必要性があります。
平屋部分の屋根と2Fのある宝形屋根部分の板金工事が完了しました。
次回は大工さんによる造作工事の様子をリポートします。
東京支店 今井拓磨