【凱風館(内田樹様邸)新築工事】東濃ひのきの畳
「日本辺境論」等等、多数の著書を出されている内田先生のご自宅兼合気道道場を 新進気鋭の若手建築家、光嶋裕介氏が設計された建築がいよいよスタート。
■光嶋裕介建築設計事務所
URL→http://www.ykas.jp
竣工予定日:平成23年10月末
延床面積:350㎡
間取り:4LDK+合気道道場
設計者:光嶋裕介建築設計事務所 光嶋裕介
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今回は本社よりレポートさせていただきます。こちらでは道場に使われる90枚の畳の製作が始まりましたので、製作をお願いしている加子母のお隣、岐阜県下呂市の飛騨フォレスト様に取材に伺いました。 近代では畳の芯材はポリスチレンの板であることがほとんどですが、今回は防虫・防カビの抗菌作用があり、断熱性、調湿性、耐久性にも優れた東濃ひのきを使った畳を採用していただきました。
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では、製造工程を御紹介します。まず、市場で東濃ひのきの原木を購入します。
この機械で木の皮をむきます。
チップにしてしまうのがもったいないような綺麗な木材ですが、節などが少し多めで、柱には使いにくい木材だそうです。
この機械でチップがどんどん作られます。
近づくと、ひのきのとてもいい香りです。
乾燥箱の中にどんどん均して、詰めていきます。
離れてみるとこんな感じです。
箱の中はこんな感じです。
乾燥箱がいっぱいになったら、乾燥器と接続して一晩乾燥させます。
乾燥させたら、麻を縫い付けます。
今回は道場用の畳なので、ウレタンと木質ボードを合わせてやっと完成です。