現場リポート

【凱風館(内田樹様邸)新築工事】2011.10.24 夕暮れの凱風館

「日本辺境論」等等、多数の著書を出されている内田先生のご自宅兼合気道道場を 新進気鋭の若手建築家、光嶋裕介氏が設計された建築がいよいよスタート。
■光嶋裕介建築設計事務所
 URL→http://www.ykas.jp

竣工予定日:平成23年10月末
延床面積:350㎡
間取り:4LDK+合気道道場
設計者:光嶋裕介建築設計事務所 光嶋裕介

投稿日/ 2011年10月24日
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本日は、夕暮れ時の凱風館にお邪魔しました。

2011.24


ちょっと暗すぎたかもしれませんが、また違った趣があります。今度は、夕陽に照らし出されたところなど撮りたいものです。さて、内部の様子など。


道場に入る廊下の壁です。「すさ」の入った荒々しい仕上げでした。対称的にガラスのスリットの無機質感が、表情に緊張感を与えている感じでしょうか。


写真の左が、廊下の壁で、右が道場の壁です。荒々しい表情から一転、つるっとした清冽な仕上げへと変わります。 茶道などで使われる「真、行、草」の表現を使うなら、草の空間より、道場という真の空間へ気を引き締めて入場するといった感じでしょうか。この道場の左官仕上げを「大津壁」と言い、美山の土が使われています。鏡のように磨きあげられた仕上げは、まさに、職人さんの腕の見せ所でもあります。この技ももちろん長年の修行によるところもありますが、しっかり数字に裏打ちされてもいます。


小数点以下の計量をされていました。
次に2階のリビングの様子など。キッチン前に貼られたタイルにも動きがあります。


ピョンピョン飛び跳ねているようにも見えますし、「テトリス」を思い浮かべるのは、私だけでしょうか・・・?ベンチも設置されていました。


背もたれのところには、ここにも「美山の杉丸太」が使われています。
さあ、あと1週間、丁寧な仕事で頑張ります。
ここで、速報です。今回、お施主様のご厚意で、 「凱風館」オープンハウスを行います。

詳しくは、

http://www.npsg.co.jp/residences/news/1111024094413.html