現場リポート

【凱風館(内田樹様邸)新築工事】精度

「日本辺境論」等等、多数の著書を出されている内田先生のご自宅兼合気道道場を 新進気鋭の若手建築家、光嶋裕介氏が設計された建築がいよいよスタート。
■光嶋裕介建築設計事務所
 URL→http://www.ykas.jp

竣工予定日:平成23年10月末
延床面積:350㎡
間取り:4LDK+合気道道場
設計者:光嶋裕介建築設計事務所 光嶋裕介

投稿日/ 2011年02月20日
07

再度、丁張(ちょうはり)建物の配置変更があり、再び、現場にて、丁張(実際の建物の配置、レベルを現場に現すこと)を現場監督のK君と設計室の私Mとで行いました。まだまだ寒い中、現場の中には、つくしが勢い良く生えていました。春も、も~すぐです。

2011.2.19


以下、丁張中のK現場監督と私Mとの会話。
K「Mさん、 あと0.5㎜東へ移動させてください。」
M「0.5㎜??」K「はい、0.5㎜。」
M「0.5ミリって、1ミリの半分ってことだよね?」
K「はい、そうです。」
M「スケールの目盛は、1ミリなんだけど、その半分だけ動かせって?」
K「はい、何回も同じことを言わせないでください。」
M「さっき、K君に借りたシャーペンの芯の太さは何ミリだっけ?」
K「0.7ミリです。」
M「K君って、A型やろ!」(私もA型なのですが・)
K「Mさん、しつこいです。さっさと動かしてください。」

はい、私には無理です。もし、建物が出来上がって、0.5ミリずれていることで何か不都合なことがあったら、私Mの責任です。基礎工事を行うパイル機工の紙田さん、大工の岩木棟梁、他諸々の職人さん、この現場の許容精度は0.5ミリです。みなさん、お気をつけて・・・
と、言う事で、2/18付けで確認申請もおりました。来週からはいよいよ、地盤改良工事がスタートです。