現場リポート

【凱風館(内田樹様邸)新築工事】2011.10.6

「日本辺境論」等等、多数の著書を出されている内田先生のご自宅兼合気道道場を 新進気鋭の若手建築家、光嶋裕介氏が設計された建築がいよいよスタート。
■光嶋裕介建築設計事務所
 URL→http://www.ykas.jp

竣工予定日:平成23年10月末
延床面積:350㎡
間取り:4LDK+合気道道場
設計者:光嶋裕介建築設計事務所 光嶋裕介

投稿日/ 2011年10月06日
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雨の神戸より

2011.10.6


本日の神戸は、昼から雨が降り出し、ちょっと肌寒さを感じます。
この屋根もだいぶ見慣れてきましたが、やはり雨の方が、きれいに見えます。白い壁は漆喰ですが、屋根の色とマッチして、イイ感じです。


屋根の鈑金工事をされた、阪南鈑金の佐々木さんが、本日は軒樋を 取り付けに来られていました。今日は、息子さんだけでしたが、親子でされている職人さんも、最近は、少なくなったような気がします。


玄関の壁が仕上がってきました。黒寒水の洗い出しです。今日は雨のため湿気を吸って、なんとも深~い黒が出ていました。


窓枠の方も仕上がってきました。


この窓枠の模型を光嶋先生が打合せに持ってこられたのは、今年の初め、2月のことでした。


井上左官さんのチームは、去年、神戸の舞子の方で「旧武藤邸」という文化財の現場をさせていただい時と同じメンバーです。


左官屋さんの「鏝(こて)」には色んな種類があり、道具箱の中にちらばっています。


奥の方では、井上左官さんが、何やら調合をされていました。時々、指でさらっては、なめて確かめておられました。(すみません。言い過ぎました。)内部はというと、


道場の天井です。よ~く見てください。節を探すのは大変です。手前味噌ではありますが、ほんと、イイ材料です。(エヘンッ!)岩木棟梁は、和室の脇床の落し掛けの施工中でした。


モダンな床の間です。そして、最後に、事務所の机に謎のオブジェが・・・


光嶋先生のデザインによる建具の引手です。
「神は、細部(ディティール )に宿る」は、建築家ミース・ファンデルローエの言葉です。